こんな家庭環境で育ったんだが

昭和の終わり頃、割と裕福な家庭の次男として生まれる。

父は弁護士(都心で個人事務所営業)、母は専業主婦、5つ上の兄が一人

家は、戦後に不動産業で荒稼ぎした祖父の持家のひとつに、4人で住んでいた。

その頃のことは殆ど覚えていないが、家族はみんな優しくて平和だった。

お金に余裕があるからといって度をすぎた贅沢をすることはなく

基本的には一般家庭のエンゲル係数で育っていたように思う。

俺が2歳のころ、父方の祖父母の家に同居することになる。

介護が必要になったとかではなく、古い考えの祖父に合わせ

長男である父を呼び寄せたというだけだ。

ちなみに父は男四人兄弟であり、また、祖父の家は500坪くらいの

日本庭園があるお屋敷@政令指定都市

一階が祖父母の生活空間、二階はうちの家族の生活空間、台所や風呂は一階で共有だった。

当時の俺はまだかなり幼かったが、わりと順応性は強いタイプなので

特に違和感は感じず暮らしていた。

しかしこの頃から、両親は狂い始めていった。