夏の浜辺で透き通った肌の女性に出逢った

昔の思い出に浸りながら、文に書き起こしてみた。

暇なら聞いてってくれ。昔の事だから脳内補完が多少あると思う。

特に会話文は断片的なものを解りやすくまとめたりしてるから補完が多いが、

元の意味とニュアンスは出来るだけ再現させてるつもりです。

小6の梅雨の時期、とある事情で東京から祖父の家に引っ越した。

引っ越してからは毎日離れに篭ってた。

梅雨が過ぎ、夏になりかけの頃。

いつものように離れで絵を描いていた。

絵を描いていたといっても、別段上手いというわけでもない。

なんかこう、描かなきゃいけないんだ、的な脅迫概念に捉われていたんだと思う。

引っ越す原因と脅迫概念の原因については本筋には関係ないから置いておく。

ふと、今まで自分が描いた絵を見てみようと思ったんだ。

近所にあった公園、小学校のグランド、家から見えた景色。

最近描いた絵はそんなものばっかだった。

他の絵も見てみようと思って色々目を通していたら、

引っ越してすぐに描いた絵が見つかった。

黒味を帯びた赤と黒で描かれた絵。あの絵の禍々しさは今でも忘れられない。

その絵を見たとたん怖くなった。

ここに居たくない。怖い、逃げ出したい。そんな気持ちになったんだと思う。

離れから飛び出して家の裏にある雑木林に逃げ込んだ。